現在の医療倫理においてはこの考え方は忌避されているようである。しかし、この考え方を採用すれば、死にたい人間の欲求と生きたい人間の欲求が合致し、幸福な結果が得られるのも事実である。
サルコは死の選択の権利における非医療化を目的として設計された。それも一つのアプローチであるが、死を希望する人間の利用できる臓器を血液までも全て利用し、生きたい人間の役に立てるアプローチも有効ではないだろうか。
これについては私は知識を持っていない。
ただ、ヒポクラテスの誓いやジュネーブ宣言がこの局面では役に立たないであろうとは思う。